「アンタナンカキライダヨ」
あなたが言った言葉で全てが終わった。
どうしてこんな事になったのだろう。
一時間前は、あんなに仲良しだったのに。
何がいけなかったのだろう。
あなたは最初から私を友達だと思っていなかったの?
そうなの?表向きは"友達"だったの?
本当は私が嫌いだったの?
何度考えても私の思考は先に進まない。
私達は仲が良かった。学校の昼休みに一緒によくご飯食べたりした。
あなたは私よりも頭が良くて、綺麗で私の憧れの存在だった。
私はあなたが大好きで、あなたも私を好きでいてくれてると思った。
だからこれからも、ずっと友達だと思っていた。
あなたに会える日はとても楽しかったんだよ。
私が甘かったのかな。人の心なんて見えないよね。
勝手に友達だと思い込んでいたのかな。
私のこと嫌いだったんだね。
吐き気がする程嫌いで、堪えていたんだね。
じゃあ、どうしてあなたは今泣いているんだろう。
「私とアンタはどこが違うの?私はアンタより頭がいいのに、どうして皆アンタばっか見るの!?」
あなたは泣きながら私の首をしめる。
そういえば、あなたはいつも一人で寂しそうだった。
私はあなたに同情していたのかもしれない。
余計なお世話だったのかな。あなたが寂しくないようにって一緒にいたのは。
可哀想に。私が逆に追い詰めてしまったんだね。
大丈夫だよ。
私は最後まであなたを裏切らないよ。
あなたの瞳から涙が零れた。
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